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【試合の見どころ】それぞれの熱が交わるとき(2024-25シーズン 第17節 静岡ブルーレヴズ戦)
それぞれの熱が交わるとき
(2024-25シーズン 第17節 静岡ブルーレヴズ戦)
◇NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25シーズン
◇浦安DR×静岡BR(2025年5月3日@静岡・ヤマハスタジアム)
3月に25歳の誕生日を迎えた鹿児島県出身の松本純弥(まつもと・じゅんや)は、生粋のトライゲッターだ。
佐賀工業高校から進学した明治大学でも、その決定力を武器にウイングとして活躍。4年時には大学選手権の決勝で背番号14を背負い、同期のSH飯沼蓮とともに国立競技場のピッチに立った。
主戦場だった7人制では、明大1年時にユニバーシアード(7人制ラグビー)で金メダルを獲得。2024年には7人制代表に初選出された。
現在は15人制に専念する松本は、意気込みをこう語る。
「いまチームにはウイングがたくさんいますが、それぞれスタイルが違います。自分は(状況を)掻き乱すようなプレーが得意だと思っています。いまは調子が良い時が多いので、そこを強みとして上手く出せればメンバー争いに絡んでいけるんじゃないかと」
今季はステップなども武器として4試合に出場。リーグ戦では今季最後のビジターゲームとなる今週末の第17節静岡ブルーレヴズ(静岡BR)戦は、『RockStars』(ノンゲームメンバーの愛称)の一員として貢献する。
松本が抱く静岡ブルーレヴズ(静岡BR)の印象は「フィジカル重視で、フォワードでゴリゴリいく」というものだ。ヤマハ発動機ジュビロ時代からの伝統は、スクラム、ラインアウト、モールを軸にした"セットプレーラグビー"。近年では、強烈な縦突進も大きな武器となっている。
浦安D-Rocks(浦安DR)にとって静岡BRは、ディビジョン1(D1)の競技レベルを痛感させられた相手でもある。今季第2節では19対62という大差で敗れた。
しかしその後、浦安DRはD1初挑戦ながら2勝を挙げ、リーグ後半戦には接戦も増えてきた。前回の対戦から約4カ月----大敗を喫した相手に対して、今こそ成長の証を示したい。
土曜日のビジターゲームは、SH飯沼蓮主将とリザーブのPR金廉がリーグ50キャップのメモリアルマッチとなる。松本には別の期待もある。
「今週はこれまで『RockStars』だった選手が多くメンバーに入ってます」(松本)
大東文化大学からアーリーエントリーしたFL佐々木柚樹がリーグ初先発。リザーブにはLO/FL佐藤大樹とWTBリサラ シオシファがメンバー入り。出場すれば今季初出場を飾る。
「フレッシュな選手たちがどれだけインパクトを出せるかは注目です。インパクトがあると評価されたからこそメンバーに入っているわけですし、そこは自信を持って思い切りやってほしいですね」
「静岡ブルーレヴズに対しては、まずフィジカルで負けないことが大事だと思います。あとは魁さん(石井)と壮馬(松本)がどれだけトライを取ってくれるかですね」
WTB石井は前節に出場したものの、先発は第7節・三重ホンダヒート戦以来となる。松本純弥が「ウイングらしいウイング」と評する31歳のベテランは、22歳のルーキー・松本壮馬とともに、どのような走りを見せてくれるだろうか。
若手とベテラン。今季主力と『RockStars』----それぞれの熱が交わるとき、浦安DRは今季3勝目へと突き進む。
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