NEWSニュース
【試合の見どころ】規律正しく、スペースにボールを。(2024-25プレシーズンマッチ第2戦 S東京ベイ戦)
規律正しく、スペースにボールを。
◇浦安DR×S東京ベイ(2024年11月2日@浦安Dパーク)
反則を減らし、スペースにボールを運ぶ――。
それが知性派ロック、佐藤大樹が語る土曜日のフォーカスだ。
先週10月26日(土)、元スコットランド代表主将のグレイグ・レイドローが指揮官となって初めての試合(トレーニングマッチ)が行われた。
対戦相手は前リーグで優勝5度を誇り、昨季はディビジョン1(D1)で3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)。そんな難敵を相手に約35名で80分間の練習試合を戦って28-35。敗戦を喫したが、後半3連続トライで同点に追いつくなど手応えも掴んだ。
「グラウンドを広く使って、スペースがあるところにボールを動かす練習をたくさんしてきました。それが上手く機能した場面もあり、東京SGさんの強みを止めることも多くあったので手応えを感じましたし、コーチ陣も同じ感触を得ていました」(佐藤)
佐藤自身は、先発ロックの中島進護に替わって後半出場した。
慶應義塾大学でキャプテンを経験している佐藤には分析の「眼」がある。東京SG戦後、チームの円陣が解かれると、佐藤はすぐに新任のロスアイザック アシスタントコーチらと言葉を交わしていた。
「(東京SG戦は)反則も非常に多かったです。これは今週土曜日の試合にも通ずるのですが、アシスタントコーチのアイザックが言うには、反則は『ギリギリを攻めて反則になるもの』と『普段気を付けていれば起きえないもの』に分けることができるようで、今回は後者が非常に多かったとのことでした」
普段から注意していれば防ぐことができた反則。たとえば――。
「今回でいえば、特にオフサイドが多かったです。レフリーとも話はしたんですが、特に最近は厳しく笛を吹いているとのことで、私たちも勉強になりました」
いま厳しくチェックする傾向にあるというオフサイド。
土曜日、浦安Dパークで行われるクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)とのプレシーズンマッチ2戦目は、オフサイドなど"注意すれば防げる反則"を減らしたい。
「特にS東京ベイさんはフォワードが非常に大きくフィジカルが強いチームなので、反則を犯してしまうと、キックで陣地を取られてしまい、ラインアウトからのモールなど、向こうがやりたいラグビーをしてしまうことになります。今週はディシプリン(規律)を意識して練習していました」
佐藤は190cm106kgながら機動力抜群でアタックの貢献度も高い。途中出場メンバーに名を連ねたS東京ベイ戦で、引き続きスペースを攻略するアタックをチームで魅せるつもりだ。
「グラウンドを広く使い、空いているところにボールを運ぶことを意識してアタックしたいです。フィジカルが強い相手ではありますが、必ず起きる接点は逃げずに攻めていきたいと思います」
今季はチームカルチャーを醸成する「クラブリーダーズ」代表も務める佐藤。クラブ内組織を統括する立場にあり、チームを見渡す視野もある。
そんな佐藤が、S東京ベイ戦のキーマンとして、注目してほしいプレイヤーがいる。
「スタンドオフ(10番)の田村煕選手(以下ヒカルさん)ですね」
昨季東京SGから移籍したプレーメーカー。今季は横浜キヤノンイーグルス所属の兄・優との兄弟対決もありうる。
「空いているところにボールを動かすラグビーをしているので、ヒカルさんがどうやってボールを運ぶのか、試合見に来た方には注目してもらいたいですね。ヒカルさんが必ず起点になるので、そのスピードやコントールがS東京ベイさんを上回ることができれば、かなりD-Rocksとしてやりたいことができると思っています」
S東京ベイ戦の田村は、スタンドオフで先発を飾る。ハーフ団としてコンビを組むのは、明治大学の後輩でもあり、日本代表合宿から帰還したスクラムハーフ飯沼蓮キャプテンだ。
「浦安Dパークは他のスタジアムと比べても、ピッチと観客席が非常に近いので、身体のぶつかる音や、ラグビー特有の激しさが間近で見られる楽しさもあります。ぜひ会場に来ていただければと思います。土曜日は天気が悪そうなので、雨具の対策も忘れずに。応援のほどよろしくお願いいたします!」
----------------------------------------------------------------------------------------------
当日の試合情報はコチラです!
https://urayasu-d-rocks.com/news/game/index_1439.html
出場予定メンバーはコチラから!
https://urayasu-d-rocks.com/news/game/index_1446.html
----------------------------------------------------------------------------------------------