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2025-26シーズン 第11節「立て直し叶わず ― トヨタV戦で重い敗戦」

2026年3月15日(日)、パロマ瑞穂ラグビー場。
晴れ渡った空の下、日差しは暖かい一方で、試合の空気は軽くならない。

浦安D-Rocks(以下、浦安DR)はビジターでトヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)と対戦した。
神戸S戦での惨敗から何とか立て直したかったが、ここ最近続く苦しい流れを止めきれず、スコアは19-59。前半は12-19と踏みとどまったものの、後半に一気に突き放される展開となった。

003.jpg試合は浦安DRのキックオフでスタート。序盤から相手陣に入り込み攻め続け、入りは悪くなかった。

先制点は5分。
相手のハイボールを確保すると、外側の空いたスペースをサム・ケレビ選手が一気に抜け出す。インサイドをサポートしたケレブ・カヴバティ選手へボールを繋ぎ、圧巻の走りで相手をかわしながらトライゾーンへ走り込んだ。7-0。

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しかし23分、ディフェンスを何度も外されてゲインを許し失点。26分にもボールをキープされ、その耐えきれずディフェンスが寄った外のスペースを突かれてトライを許し、スコアは7-12と逆転される。

それでも31分、イズラエル・フォラウ選手が相手のロングキックをキャッチすると、そのままランで陣地を取り戻す。
小西泰聖選手がすぐさま展開し、ルテル・ラウララ選手が相手を引き付けてサム・ケレビ選手へ。そのままサム・ケレビ選手がディフェンスをものともせず1人、2人と突き放してトライゾーンへ飛び込み、12-12と試合を振り出しに戻した。

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だが直後のキックオフでトヨタVにボールを奪われると、揃わないディフェンスの間を突かれて前進を許し、そのまま失点。12-19で前半を終えた。

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前半はほころびこそ見えたが、勝負の形は作れていた。しかし後半、状況は一気に崩れる。

5分にトライを許すと、15分、20分、22分と失点が重なり、点差を広げられてしまう。

それでも25分、浦安DRはアタックの中で飯沼蓮選手がうまく裏に転がし、ゴール前ラインアウトのチャンスを得る。
モールから飯沼蓮選手がパスダミーで相手を翻弄し、自身でトライ。19-45。

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ただ、その後も失点が続き、34分、38分に追加点を許して19-59。ここでフルタイムとなった。

この試合は、浦安DRが強みとしたい粘り強いディフェンスを、80分通して出し切れなかったことが響いた。セットプレーや接点での勝負で受け身になり、 タックル後のボールを殺し切れず、オフロードパスでつながれて相手の流れを断ち切れなかった。
チャンスを作っても取り切れず、ミスの直後に相手へ勢いを渡してしまい攻め込まれる──この流れが後半に加速し、試合を決定づけられた。

厳しい現実だが、目を背ければ同じ展開を繰り返すだけだ。

この一戦を受け止め、次の試合で「止めるべき流れ」を止められるか。

浦安DRは辛くても、その答えをピッチで示さなければならない。

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文 = 小泉将 写真=小野大介