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2025-26シーズン 第10節「突きつけられた上位の壁 ― 駒沢での惨敗 」

快晴の空が広がった駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場。浦安D-Rocks(以下、浦安DR)はホストゲームとしてコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)を迎えた。相手は現在リーグ2位と好調を維持する強豪であり、連敗中の浦安DRにとっては先週に続き試練となる一戦となった。

ホームの舞台ではあるものの、状況は決して甘くない。勝ち点が求められる中、スタンドには期待と同時に「ここで何を見せるのか」を見定めるような厳しい視線も注がれていた。

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試合は浦安DRのキックオフでスタート。開始から攻め込まれる展開が続くが、ぎりぎりのところで相手のミスを誘い、踏みとどまる。

しかし11分に神戸Sにトライを許すと、そこからは苦しい時間が続いた。13分にもトライを許し、以降も失点が重なってスコアは0-38。

このまま前半を終えるかと思われた終了間際、浦安DRは獲得したスクラムから飯沼蓮選手が素早く持ち出して逆サイドへ展開すると、山中亮平選手、安田卓平選手へとつなぎ、一気にゴール前5mまで前進する。ラックにディフェンスが寄ったところを見逃さず、田村煕選手、タナ・トゥハカライナ選手と長いパスを連続で通し、最後はイズラエル・フォラウ選手がトライを取り切った。5-38でハーフタイムを迎える。

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前半は、浦安DRがこれまで見せてきた粘り強いディフェンスを発揮し切れず、ディフェンスのギャップを突かれて失点する展開となった。後半は組織としてのディフェンスを徹底し直し、流れを断ち切れるかが大きなポイントとなった。

後半開始からも前半の課題を改善し切れず、20分までに2トライを許してスコアは5-52。さらに厳しい状況となる。

それでも61分、浦安DRは敵陣22mでラインアウトを獲得。バックスへ展開すると、タナ・トゥハカライナ選手がタックルをいなしながら裏へ抜け出し、サポートに走った山中亮平選手がパスを受けてトライゾーンへ。12-52。

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しかし直後から失点が続き、スコアを一気に突き放され12-76。

79分、リサラ・シオシファ選手がスティールに成功すると、そのままタップキックで素早く再開する。フェーズを重ねてラックができた瞬間、小西泰聖選手が相手ディフェンスの一瞬の隙を突いて持ち出し、そのままトライまで走り切った。19-78。最後まで攻める姿勢は崩さず、ここで試合終了のホーンが鳴り、フルタイムとなった。

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この試合は、上位チームとの差という現実を突きつけられる展開となった。

ディフェンスの時間が長くなればなるほど集中が切れ、何をすべきかが曖昧になる。相手のボールを奪う形を自分たちで見つけていかなければ、強い個がアタックを継続してくるチームに対して受け身にならざるを得ない。

今日の現実をどう受け止め、それでも次に向けて何を積み上げるのか。

この結果を経て、スタンドの視線はさらに厳しさを増すだろう。

それでも、ここで揺らげば何も変わらない。

浦安DRは自分たちを信じ、やるべきことを揃え直し、次の戦いへ踏み出さなければならない。

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文 = 小泉将 写真=小野大介