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2025-26シーズン 第8節
「連敗を止められず ― 東京SG戦で突きつけられた差と課題」
浦安D-Rocks(以下、浦安DR)がホストで迎えたこの一戦、相手は東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。言わずと知れたエリート集団であり、個の強さと組織力を高い次元で併せ持つ強豪だ。
負けが続く浦安DRにとって、ここで流れを断ち切れるかどうかはシーズンを左右する一つの分岐点である。ホストの空気を味方につけ、自分たちのラグビーを出し切れるか。スタンドの視線も、自然と厳しさを帯びていた。

試合は浦安DRのキックオフでスタート。
立ち上がりから4分、8分と立て続けにトライを奪われ、非常に厳しい入りとなる。その後は粘る時間が続くも、24分に追加点を許し、スコアは0-21。点差を広げられてしまう。
それでも、勝つことをあきらめない浦安DR。

31分、敵陣22m内で獲得したラインアウトからモールを組み、サム・ケレビ選手が力強い走りでトライラインに迫る。
外が孤立したところを見逃さず田村煕選手が相手を背走させる絶妙なキックを蹴ると、イズラエル・フォラウ選手が見事に競り勝ち、そのままトライゾーンへ飛び込んだ。5-21。


この一撃を境に反撃へ転じたいところだったが、35分にはさらに東京SGにトライを許し、5-26。
前半ラストプレーではヤスパー・ヴィーセ選手がディフェンスをこじ開け、もう少しでトライという場面まで持ち込むも、東京SGの強固なディフェンスに阻まれ、そのままハーフタイムとなった。

序盤の失点は重かったが、裏を返せば、自分たちのミスからボールを渡さなければディフェンスは手堅くできている。後半は主導権を渡さぬよう、アンストラクチャーの場面でボールを手放さず、相手に反撃の機会を与えずにアタックを継続できるかが重要となった。

後半開始すぐに東京SGにイエローカードが出され、浦安DRは数的優位を獲得する。山中亮平選手の50:22(フィフティ・トゥエンティトゥ)でゴール前5mまで一気に陣地を進めると、ラックから出たボールを田村煕選手が再びイズラエル・フォラウ選手へハイボールを競らせる。これをしっかり競り勝ち、そのまま相手をものともせぬ前進でトライを奪った。12-26。


しかし58分、東京SGにトライを奪われ、縮めた点差を再び離される。12-33。
61分、相手の甘いボールを田村煕選手がインターセプト。すかさずイズラエル・フォラウ選手が反応してボールを受け取り、約60mを相手を寄せ付けない走りで走り切ってトライを決めた。19-33。

ただ、流れを決定づけるには至らず。
終盤、68分に東京SGにペナルティゴールを決められ、74分にトライを許す。スコアは19-41。ここでフルタイムとなった。

先週に引き続き非常に苦しい展開となった浦安DR。
「アタックが継続できれば」という場面は今シーズンを通して多く見受けられるが、プレシーズンから見え隠れする課題がまだ結果に結びつき切っていない。ただ、それは浦安DRが挑戦者として、勝ち筋を探し続けている証でもある。
一人ひとりが前に出ようとする意思は確かにあった。だからこそ、その意思を結果に変えるための精度と継続が、次のテーマになる。
連敗を止められなかった事実は重い。しかし、そこで立ち止まる理由にはならない。
反撃の兆しを"たまたま"にしないために、やるべきことを積み上げる。
浦安DRは次へ歩き出す。

文 = 小泉将 写真=小野大介

