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2025-26シーズン 第7節「雪の試合で突きつけられた現実 ― S東京ベイに敗戦」

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雪が舞う突き刺すような寒さの中、スピアーズえどりくフィールドでクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)との一戦が行われた。
対戦相手のS東京ベイは昨季リーグ2位。今季はBL東京にこそ敗れているものの、安定した内容で勝利を重ねている強豪だ。

スタンドはオレンジに染まり、冷え切った空気と相まって独特の緊張感が漂っていた。
2連敗中の浦安D-Rocks(以下、浦安DR)にとって、この雰囲気に飲み込まれることなく、自分たちの戦いができるかが大きな焦点となった。

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試合はS東京ベイのキックオフでスタート。

開始直後からS東京ベイに主導権を握られ、浦安DRは自陣でのディフェンスを強いられる展開となる。
6分、17分と立て続けにトライを許し、スコアは0-14。苦しい立ち上がりとなった。

さらに25分、サム・ケレビ選手がイエローカードを受け、一時的に数的不利となる。
直後のプレーで追加点を奪われ、0-19と点差を広げられた。

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それでも29分、一人少ない状況ながら敵陣22m内でラインアウトを獲得すると、相手の軸を巧みにずらしたモールを押し込み、そのままトライゾーンへ。最後はヤスパー・ヴィーセ選手がボールを置き、7-19と一矢を報いた。

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しかしその後も人数差を突かれ、再びゴール前でチャンスを与えると外へ展開されて失点し、7-24。
36分にもトライを奪われ、スコアは7-31。

前半はこのままハーフタイムを迎えた。

前半は、アタックでの細かなコミュニケーションエラーや、勝負どころでのペナルティが苦しい展開を招いた。
雪が降るこの環境下で、どれだけ落ち着いて後半を戦えるかが試される状況だった。

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後半開始から、浦安DRはテンポよく攻め立て、相手トライライン目前まで迫る場面を作るが、S東京ベイの強度の高いディフェンスに阻まれる。

攻めの流れをつかみかけたところでペナルティを重ね、ゴール前でラインアウトを与えてしまうと、勢いに乗ったS東京ベイにトライを許し、スコアは7-38へ広がった。

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それでも17分、相手陣ゴール前5mで獲得したラインアウトから粘り強くフェーズを重ね、最後はヤスパー・ヴィーセ選手が相手を弾き飛ばしながらトライゾーンへ。スコアを14-38とした。

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しかし終盤、32分とラストプレーでさらにトライを重ねられ、最終スコアは14-48。

ここでフルタイムとなった。

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雪の降る非常に厳しいコンディションは双方同じ条件だったが、その中でも安定したパフォーマンスを出し切ったS東京ベイは、強豪たる所以を示したと言える。

対して浦安DRは、これまで見せてきた粘り強いディフェンスやアタックの切れ味が、ところどころで精彩を欠いた。

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ただ、目指す方向性そのものが間違っているわけではない。
昨年と比べて調子を上げているからこそ、期待が大きくなり、プレッシャーは重くなる。

負けた現実は重い。

だが、そこで止まる理由にはならない。
浦安DRは前を向いて、歩き続ける。

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文 = 小泉将 写真=小野大介