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2025-26シーズン 第6節「受け止めるべき現実、次へ残した課題 ― 栃木で喫した敗戦」

晴天に恵まれたものの、冷たい風が強く吹き付けるホンダヒート・グリーンスタジアム。第6節、浦安D-Rocks(以下、浦安DR)はビジターで三重ホンダヒート(以下、三重H)と対戦した。
5戦全敗と苦しい状況にある三重Hだが、強力なフォワード陣を擁しており、決して油断できる相手ではない。調子を上げつつある浦安DRにとっては、ここで確実に結果を残したい一戦だった。
来季から本拠地移転を控える三重H、今季初の栃木での試合という背景もあり、スタジアムは独特の熱気に包まれていた。

試合は浦安DRのキックオフでスタート。
開始からテンポよくアタックを重ね、1分、ペナルティから田村煕選手がキックを沈め、3-0と早々にスコアを動かす。

良い入りを見せた浦安DRだったが、徐々に三重Hの接点での圧力を受け、自陣に押し込まれる時間が続く。それでも粘り強いディフェンスで耐え、相手のミスを誘いながら少しずつ陣地を取り戻していく。
15分、敵陣22mで獲得したペナルティでキックを選択、再び田村煕選手が落ち着いて決めて6-0。
耐える時間帯を得点につなげる、良い試合運びを見せていた。

しかし20分、三重Hにトライを奪われると試合の流れが大きく動く。
トライセーブを狙って出した足が相手とぶつかりこれが危険なプレーと判断され、マナアキ・セルビー リキット選手にレッドカードの判定。ここから浦安DRは20分間を14人で戦うこととなった。

人数不利の中、23分にもトライを許し6-10と逆転されると、28分にさらに得点を許し6-15。数的優位を生かした三重Hにリードを広げられる。
それでも意地を見せる浦安DR。
34分、相手のキックを起点にカウンターアタックを仕掛け、フェイズを重ねながら前進。ブロディ・マカスケル選手、シェーン・ゲイツ選手が大きくゲインしゴール前へ迫ると、飯沼蓮選手が素早くパスを供給。受けた田村煕選手がディフェンスをかわしトライ。13-15と逆転圏内に戻した。


その後、残り時間を14人で耐え切り、スコアは13-15のままハーフタイムを迎える。
数的不利となりながらもテンポよく攻め込む場面は見られた一方で、ボールをキープし切れず奪われ、逆にピンチを招く場面もあった。後半は落ち着いてボールを保持し、継続してアタックできるかが勝敗を分けるポイントとなった。

後半開始直後、浦安DRは勢いのあるアタックからゴール前のペナルティを獲得。これを確実に沈め、16-15と逆転に成功し幸先の良いスタートを切る。
しかし52分、チーム全体の反則の繰り返しによりイエローカードを受け、藤村琉士選手が退場となり再び数的不利に。


そこから54分、59分、61分と立て続けにトライを許し、スコアは16-32。3トライが必要な状況へ追い込まれる。
70分、サム・ケレビ選手とシェーン・ゲイツ選手の連携からボールをつなぎ、タマティ・イオアネ選手が力強い走りで裏へ抜けだす。最後はサポートに走っていた小西泰聖選手へとパスが通ると、そのままトライゾーンへ。23-32と食らいついた。

だが反撃はここまで。
最後まであきらめず攻め続けた浦安DRだったが、ボールを継続できず、三重Hに奪われる場面が続き、23-32でフルタイムを迎えた。

数的不利という難しい状況の中で、試合を通して示した粘り強さと、攻撃の形を失わずに挑み続けた姿勢は、簡単に得られるものではない。結果として勝ち点を持ち帰ることはできなかったが、やろうとしている方向性が間違っていないことは、ピッチ上の随所に表れていた。
一方で、接点でのボールロストやセットプレーの精度、人数が減った時間帯でのマネジメントなど、勝敗を分けた要素も明確だ。積み重ねが足りなかった部分は、次に向けてそのまま突きつけられた課題でもある。
シーズンはまだ続く。
うつむいて立ち止まる時間はなく、必要なのはこの試合で得た手応えと反省を、次の一歩に確実につなげていくことだけだ。
簡単な道ではないが、積み上げてきたものを信じ、ひたすらに積み重ね続ける―その先にしか、結果はない。

文 = 小泉将 写真=小野大介

