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2025-26シーズン公式戦 第2節
高い壁を突きつけられた一戦 ― 熊谷で向き合った"現実"

昨季王者を初戦で大差で下し、その圧倒的な存在感を示した埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)。

そんな相手と対戦する舞台となった熊谷スポーツ文化公園ラグビー場には、曇り空の下、いつもよりもやや暖かさを感じる気候の中、ビジターながら多くの観衆が集まった。

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開幕戦を白星で飾った浦安D-Rocks(以下、浦安DR)が、この強敵を相手にどのような80分を見せるのか。スタンドには、値踏みするような、そして好奇心を含んだ厳しい視線が注がれていた。

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試合は浦安DRのキックオフでスタート。

立ち上がりから非常に良いテンポで攻め込み、サム・ケレビ選手が前に出たディフェンスの裏へキックを転がす。あわやトライという場面を作り出すが、埼玉WKの粘り強い対応に阻まれ、同時グラウンディングの判定。先制点とはならなかった。

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主導権を握って攻め続けていた浦安DRだったが、9分、ペナルティから自陣ゴール前でラインアウトの機会を与えてしまう。ここからモールを押し込まれ、先制トライを許す。

さらに14分にも追加点を奪われ、スコアは0-12。試合の流れが徐々に相手へ傾き始める。

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それでも18分、相手ラインアウトのミスにいち早く反応したキャプテン・藤村琉士選手がボールを奪取。

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流れを断ち切ると、そのまま相手のペナルティを誘発し、敵陣ゴール前5mでラインアウトのチャンスを得る。

フォワードがじわじわと前進し、最後はタマティ・イオアネ選手が素早くラックから持ち出してトライゾーンへ飛び込み、7-12と追い上げた。

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その後は両チームともにディフェンスで我慢を重ね、スコアは動かない時間が続く。

34分、埼玉WKがペナルティゴールを決め、7-15。 このまま前半を終えたい浦安DRだったが、39分、ペナルティからゴール前ラインアウトを与えてしまい、モールから失点。7-20でハーフタイムを迎えた。

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前半終了間際の失点は痛かったものの、攻守ともに集中力を保ち、内容自体は互角に近い展開だった。後半は、ペナルティを抑えつつ、堅固なディフェンスをどう崩していくかが大きなポイントとなった。

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後半に入ると、浦安DRが先に仕掛ける。

3分、敵陣22m中央のスクラムから飯沼蓮選手が持ち出し、逆サイドへ大きく展開。田村煕選手、サム・ケレビ選手、シェーン・ゲイツ選手とテンポよくボールがつながり、外で待っていたケレブ・カヴバティ選手がきっちりと走り切ってトライ。12-20と差を縮めた。

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しかし直後のキックオフからペナルティを犯し、7分にはモールを押し込まれて失点。12-27と再びリードを広げられる。

それでも15分、自陣からイズラエル・フォラウ選手が大きくキックを使い一気に敵陣22mへ侵入。

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崩れたディフェンスラインを突き、サム・ケレビ選手がタックルを受けながらも力強く前進し、そのままトライ。19-27と食らいついた。

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互いに一歩も譲らぬ攻防が続く中、28分に埼玉WKにペナルティゴールを許し19-30。 さらに終盤の31分にも追加点を奪われ、19-37と突き放される。

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最後まであきらめず、敵陣でのアタックを続けた浦安DRだったが、組織的で強度の高いディフェンスを前に、決定打を奪うことはできず、スコアは動かないままフルタイムを迎えた。

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昨季4位の強豪を相手に、一歩も引かず正面から挑み続けた姿勢は明確だった。序盤から主導権を握る場面を作り、得点を重ねて食らいついた一方で、ペナルティからの失点や終盤の精度など、勝敗を分けた要素もはっきりと浮かび上がった。

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それでも、このビジターの地で示した80分は、浦安DRがこの舞台で戦い抜く準備を着実に整えつつあることを示している。

結果は悔しさの残るものとなったが、この経験を次にどうつなげていくか。その問いを残した一戦となった。

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この一戦で示した方向性は、決して間違っていない。

ペナルティを抑え、プレーの精度をさらに高めていけば、内容と結果が噛み合う試合は必ず増えていくはずだ。

シーズンはまだ始まったばかり。長い戦いの中で、この80分をどう糧にし、次の試合へとつなげていくのか。

浦安D-Rocksの挑戦は、まだ続いていく。

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文 = 小泉将 写真=小野大介